10時間で危険物乙4の資格が取れたので勉強法を紹介します

役に立つ記事

タイトルの通りです。危険物乙4の資格試験を受けて、合格しました。


合格通知の写真

試験勉強をするときに危険物乙4の勉強法をググったのですが、なかなか良い感じの勉強法はヒットせず。だから僕なりの勉強法をまとめてブログに書いておこうと思った次第です。

あと、ネットや書籍に書かれている「暗記するポイント!」みたいなのの中には「別に暗記しなくてよくないか?」って思うところも多くあったので、僕が実際に暗記した部分なども書きました。


いろいろ書いていたら記事が長くなってしまったのですが、この記事を読んで実践すればかなり余裕をもって合格できるはずなので、頑張ってください。





使った参考書

これ一冊と、スマホアプリです。

この本に書いてある内容を暗記したあと、危険物取扱者乙4の過去問を一問一答形式にしたアプリをポチポチやりました。

「アドバイス」のところで詳しく書いていますが、正直スマホアプリで過去問をやる必要はなかったかなと思っています。この参考書だけで十分合格点は取れる。


では、分野ごとに暗記のコツ等を紹介していきたいと思います。





危険物の性質と消化

危険物の6分類と性状

第1類酸化性の燃えない固体
第2類可燃性の固体
第3類自然発火・禁水性の固体または液体
第4類引火性の液体
第5類自己反応性の固体または液体
第6類酸化性の燃えない液体

これは暗記するしかないです。過去問でも頻繁に出題されているので、頑張って覚えましょう。


まず最初と最後、第1類と第6類は酸化性の危険物です。第1類は固体、第6類は液体。

第2類は可燃性の固体。


第3類の「自然発火・禁水性」というのは、第3類危険物に水をかける動画を見てみるのをオススメします。

例えば金属のナトリウムは第3類危険物(これは暗記する必要はないです)なのですが、そのナトリウムを水で濡らすとどうなるのか? っていう動画がYouTubeにたくさんあります。



【化学実験】アルカリ金属と水の反応!取り扱い注意!危険!?

これなんかいいですね。 確かにこれは水で濡らしちゃダメだな。自然発火・禁水性だ。っていうのが記憶に刻み込まれるのではないでしょうか。




金属ナトリウムを池に落とす

同じく金属ナトリウムを池の中に投げ込む動画も、面白かったのでぜひ。




第4類は乙4で扱える危険物です。乙4の勉強をしていると「ガソリン」「灯油」「軽油」みたいな危険物をよく見るため、「第4類は引火性の液体である」というのは暗記するまでもなく、自然に覚えてしまうでしょう。

最後に第5類の危険物は自己反応性。





危険物の分類

特殊引火物ジエチルエーテル
二硫化炭素
第一石油類アセトン
ガソリン
ベンゼン
トルエン
第二石油類灯油
軽油
キシレン
第三石油類重油
クレオソート油
エチルグリコール
グリセリン
ニトロベンゼン
第四石油類ギヤー油
シリンダー油
タービン油
モーター油
アルコール類メチルアルコール
エチルアルコール

これも基本的には暗記なのですが、第三石油類と第四石油類は暗記しなくてもOKです。

逆に言うとそれ以外は暗記必須なので、頑張って覚えましょう。


僕は「特殊引火物 ジエチルエーテルと二硫化水素。第一石油類 アセトンガソリンベンゼントルエン。第二石油類 灯油軽油キシレン・・・」みたいに声に出してブツブツ言って覚えました。



第三石油類と第四石油類を暗記しなくてもOKと書いたのは、

第四石油類・・・名前が機械っぽいやつ

第三石油類・・・知らないやつ

で解けるからです。



例えば「シリンダー油は第何石油類か」という問題なら「シリンダーって機械っぽいな。だから第四類だ。」で解けます。

「クレオソート油は第何石油類か」という問題なら、「知らない名前だな。しかも機械っぽい名前でもない。てことは第三石油類だ。」で解けます。





指定量数

特殊引火物50L
第一石油類200L(水溶性のものは400L)
アルコール類400L
第二石油類1000L(水溶性のものは2000L)
第三石油類2000L(水溶性のものは4000L)
第四石油類6000L
動植物油類10000L

指定量数は、各危険物の指定量数の最初の数字をとって

5241261 第123石油類は水溶性で2倍

と暗記しましょう。指定量数を使った計算問題は頻出なので、絶対に暗記しておいてください。





引火点

特殊引火物-20℃以下
第一石油類21℃未満
第二石油類21℃以上70℃未満
第三石油類70℃以上200℃未満
第四石油類200℃以上250℃未満

引火点もやっぱり暗記あるのみです。

各危険物の引火点の節目をとって、

-20 21 70 200 250

という数字の列を暗記してください。



あと、特殊引火物のところだけ「未満」ではなく「以下」なので注意してください。

過去に「特殊引火物の引火点は-20℃未満である。」っていう引っかけ問題も出ていました。





水に溶ける第4類危険物

  • 酸化プロピレン
  • 」のつく危険物

です。「サク・プロ・アー」って20回も唱えれば覚えられるでしょう。

逆にこれ以外の第4類危険物は水に溶けません。





水より重い第4類危険物

  • 二硫化炭素
  • 氷酢酸
  • グリセリン

です。これは暗記あるのみ。

これ以外の第4類危険物は水より軽く、水に浮きます。





危険等級

特殊引火物
第一石油類
アルコール類
第二石油類

これも全部暗記です。石油類は第一石油類→危険等級Ⅱ、第二石油類→危険等級Ⅲ、みたいに「第○石油類」は○に+1した値。っていうのを頭に入れておくと覚えやすい……かも?





基礎物理・化学

基本的には簡単な高校化学・高校物理です。例えば「酸は青色リトマス紙を赤色にする。塩基は赤色リトマス紙を青色にする。」みたいな問題。

高校で物理化学が得意だった方は一番対策がしやすいと思います。

でも一部、「セルロイドは内部燃焼をする。」みたいな聞いたことのない内容もあるので、油断は禁物です。



高校の授業の内容なんてもうほとんど覚えていない方でも、先ほど紹介した参考書では必要な知識をイラスト付きで分かりやすく紹介していたので、あの参考書を読んでおけば他の本は必要ないと思います。





危険物の関連法令

個人的にはこの分野が一番大変でした。得点率もこの分野が一番低かったです。

この分野は覚えることが多いし、しかも数字以外(具体的な法律の内容など)を覚えないといけないから語呂暗記が使えないし、苦労しました。


記憶力がよくて暗記が得意な人はいいのですが、そうでない方は先ほど紹介した参考書に書かれている内容をもとに自分で表を作ってみるのがオススメです。見やすい表にすると頭に入ってきやすいので。



あとこの参考書では「許可の取り消しまたは使用停止命令となる事由」と「使用停止命令を受ける事由」が詳しく書かれていて、その内容を暗記するように書かれているのですが、過去問を見た感じあんまり詳しい内容まで暗記しなくてもOKだと思います。



つまり、

「許可の取り消しまたは使用停止命令となる事由」として

  • 製造所等の位置・構造・設備を無許可で変更した。
  • 完成検査済証の交付前に使用したとき、又は仮使用の承認を受けないで使用した。
  • 市町村等の修理・改造・移転の命令に従わなかった。
  • 政令で定める屋外タンク貯蔵所又は移送取扱所の保安検査を受けていない。
  • 定期点検が実施されていない。点検記録の作成・保存がされていない。

「使用停止命令を受ける事由」 として

  • 危険物の貯蔵、取扱基準の尊守命令に違反した。
  • 危険物保安統括管理者を定めていない。又は危険物の保安に関する業務を統括管理させていない。
  • 危険物保安監督者を定めていない。又は危険物の保安の監督をさせていない。
  • 危険物保安統括管理者、危険物保安監督者の解任命令に違反した。

を覚えるように書いてあるのですが、これは、




「許可の取り消しまたは使用停止命令(=施設ごと使えなくなる)」は

  • 施設を勝手に移動したり、勝手に使ったとき
  • 保安攻守を受けていないとき
  • 定期点検をしていないとき

で、

「許可の取り消し(=施設は使えるけど、所有者の許可は取り消される)」は

  • 保安監督者を決めていないとき
  • 保安統括管理者を決めていないとき
  • ↑この2つの解任命令に違反したとき
  • 貯蔵、取扱基準の尊守命令に違反したとき

くらいの内容をざっくり覚えておけば大丈夫です。これで十分解けます。



僕が言えるのはこれくらいですかね。あとは「暗記頑張れ!」としか言えません。この分野に関しては。





アドバイス

そんなに難しい試験ではないので、この本に書いてある内容を暗記すれば合格できます。

僕は過去問をアプリで解いたのですが、正直やらなくてよかったかなと想っています。



……とはいえテストの問題形式を知らないと当日テンパる可能性もあるので、ちょっとくらい見ておいた方が安心です。

この本の中には過去問をもとにした模擬問題が2回分ついているので、それを見ておけば十分だと思いますが。




あと、発表されている危険物取扱者乙4の合格率は大体30%くらいなのですが、実際はもっと高いです。

というのも、工業高校出身の方なら分かると思うのですが、「危険物取扱者の試験を受けるだけで単位が出る授業」があるんですね。だからハナから合格するつもりのない、受験するだけの人がいます。

聞いた話によると、会社からの命令で危険物取扱者の試験を受けないといけない人もいるのだとか。受ければいいってだけだから勉強せず突っ込むらしいです。

そういう、合格するつもりじゃない人が結構いるので、ちゃんと勉強した人の合格率は80%くらいあるのでは? と思います。

実際僕が受けた日も、まず1割くらいが欠席していましたし、途中退室可能な時間になった途端そそくさと帰る(最初から合格するつもりがないであろう)人が5割くらいいました。



まあそんなわけである程度勉強すれば合格できる資格なので、あんまり肩に力を入れずに頑張ってください。






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